ヨガ 股関節

RYT200 押さえておきたい股関節のポイント

RYT200 押さえておきたい股関節のポイント

 

こんにちは。

今回は、股関節について。

RYT200の解剖学での講義やセミナーに参加すると、動作の表現は、「曲げる」「伸ばす」とはいわず、「屈曲」「伸展」など、解剖学の専門用語が使われることがしばしば…。

もちろん、初心者でもわかるように説明して頂けますが、事前、ある程度知っておいた方が良いですね。

RYT200取得中も、取得後も、押さえておきたい基本的な股関節のポイントについてシェアします!

 

 

 

【股関節の構造と特徴】

 

股関節は、肩関節と似た構造になっていて球関節。

球関節は,可動方向が広いのが特徴。

肩関節と同様に、屈曲・伸展・外転・内転・内旋・外旋の可動方向に動く。

また、股関節の骨格筋の多くは二関節筋で、膝関節の動きにも関与しています。

 

【股関節の動きと骨格筋】

 

◎屈曲(屈筋)

股関節の屈筋の代表的なものは、腸腰筋

股関節 腸腰筋

腸腰筋は、大腰筋と腸骨筋の二つの筋を合わせて、腸腰筋とよんでいます。(小腰筋も含む)

腸腰筋は、日常の動作においても、歩く、走る、階段を上がるなど、姿勢維持や歩行のためにとっても重要な役割をしています。

また、太ももの前面にある大腿四頭筋の中の大腿直筋も、股関節の屈曲に関与しています。

 

股関節:屈曲のヨガ関連ポーズ

Vのポーズ(船のポーズ)

前屈のポーズ

ダウンドッグ

ウォーリア(ⅰ、ⅱ、ⅲ、ⅳ) など…。

ヨガポーズ 船のポーズ

 

◎伸展(伸筋)

股関節の伸筋は、大殿筋

大殿筋は、臀部の大部分を占め、大きな筋肉。

腸骨筋と共に、階段を上がる時、椅子に座った状態から立ち上がる動作、ランニングやスクワット、ジャンプをする時にも強く働く。

また、股関節の伸筋は、膝関節の屈筋である、ハムストリングスとも関与しています。

 

股関節:伸展のヨガ関連ポーズ

ラクダのポーズ

三日月のポーズ

鳩のポーズ

踊り子のポーズ(壮美のポーズ) など…。

 

ヨガ 片足の鳩のポーズ

 

◎外転(外転筋)

外転における主な主動筋は、中殿筋

骨盤を横から支えている筋肉。

股関節(大腿)を外転させるだけではなく、歩いたり走ったりするときに、上げた脚側の骨盤が下がらないように支える働きをしています。

また、直立の姿勢では骨盤を支え、片足立ちの時には骨盤の安定化をはかります。

高齢者が転びやすくなったり、躓きやすくなるのは、中殿筋の筋力低下が関与していることがあります。

 

股関節:外転のヨガ関連ポーズ

木のポーズ

一本足のポーズ

半月のポーズ

三角のポーズ

サイドプランク など…。

ヨガ 半月のポーズ

 

◎内転筋

腿の内側ある内転筋は、大内転筋・小内転筋・短内転筋・長内転筋・恥骨筋・薄筋があり、まとめて「内転筋群」と呼ばれています。

内転筋の役割は、脚を閉じたり大腿を内側に寄せる動作(内転)の他、立位においては、外転筋の拮抗筋として左右のバランスをとる役割も果たしています。

また股関節の屈曲から伸展、伸展から屈曲するときにも力を発揮します。

 

股関節:内転のヨガ関連ポーズ

牛の顔のポーズ

鷹のポーズ

ワニのポーズ

座位ねじりのポーズ など…。

 

 

 

◎外旋筋

外旋筋は「深部外旋筋群」と呼ばれ、外閉鎖筋・内閉鎖筋・大腿方形筋・梨状筋・上双子筋・下双子筋の6つの筋肉。

股関節深層筋

運動による膝やスネの障害を予防する上で重要な役割をしています。

また、外旋筋が弱いと膝が内側を向いてしまい、膝関節や下肢にひねりが生じ、膝や足首に負担がかかりやすくなる。

 

股関節:外旋のヨガ関連ポーズ

開脚前屈

三角のポーズ

仰向けの合蹠のポーズ(座位の合蹠のポーズ)

木のポーズ

花輪のポーズ

ウォーリア(ⅰ、ⅱ、ⅳ) など…。

ヨガ 花輪のポーズ

 

 

◎内旋筋

内旋の主動筋は、小殿筋大腿筋膜張筋

この小殿筋と大腿筋膜張筋は外転筋でもある。

小殿筋は、大殿筋、中殿筋に覆われ深部にある筋肉。

直立の時に骨盤を支えたり、足を横に踏み出す動作や、片脚加重の時にでは骨盤の安定をはかる。

大腿筋膜張筋は、大腿の屈曲、外転、内旋を補助し膝や股関節を安定。

歩行時には、足をまっすぐに出す働きをしています。

 

股関節:内旋のヨガ関連ポーズ

鳩のポーズ(側屈の鳩のポーズ)

割り座のポーズ

三角のポーズ など…。

 

 

 

【股関節の関節運動と骨格筋のまとめ】

 

股関節運動 骨格筋
屈曲 大腰筋 腸骨筋
伸展 大殿筋
外転 中殿筋
内転 内転筋群(大内転筋・長内転筋・短内転筋)
外旋 深部外旋筋群(外閉鎖筋・内閉鎖筋・大腿方形筋・梨状筋・上双子筋・下双子筋)
内旋 小殿筋 大腿筋膜張筋

 

 

まとめ

 

ヨガの関連ポーズで、鳩のポーズや三角のポーズなど、外旋の項目にもあり、内旋の項目にもあったりしますが、一つのアーサナに、いくつかの動作が組み合わさっています。

例えば、鳩のポーズの場合、右足は外旋、左足は内旋とか…。

また別の見方をすると、右足は外旋と屈曲にも当てはまります。

ヨガのポーズ

 

ご自身でアーサナをとりながら確認すると理解しやすいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。