解剖学 豆知識

ヨガ解剖学|RYT200後に学んでおきたい解剖学+α 豆知識

ヨガ解剖学|RYT200後に学んでおきたい解剖学+α 豆知識

 

こんにちわ。

日頃レッスンをしていると、参加していただいた生徒さんに、しばしば質問をされることがあります。

自分の知識のない、予想外のことを質問されたり…。

大まかなことは知っていても、うまく回答できなかったり…。

RYT200後も、常に「学び」の姿勢が大事です。

自分の引き出しの中に、たくさんの知識や雑学を入れておけるよう、今回は『SCIENCE of YOGA』『フィットネス基礎理論』の教材を参考にシェアさせて頂きます!

 

 

 

♦豆知識:世界保健機関(WHO)健康の定義

(豆知識①)世界保健機関/健康とは…

『健康とは、

病気でないとか、

弱っていないということではなく、

肉体的にも、

精神的にも、

そして社会的にも、

すべてが満たされた状態にあることをいいます。』(日本WHO協会訳)

 

こちらのWHOの『健康の定義』は、解剖学ではありませんが、あるクラブのライセンス更新時にテストで出題されました。

健康に携わるインストラクターは、覚えておきたいです!

 

 

 

♦解剖学豆知識:筋肉痛(運動後遅発性筋肉痛)

(豆知識➁) 筋肉痛の原因と筋肉痛になりやすい筋活動の種類

【運動中】

以前は、運動中に生じる筋肉の痛みについて、運動により発生した疲労物質の乳酸が原因とされていましたが、最近では水素イオンなどが蓄積して、血流が悪くなることが原因と考えられています。

【運動後(翌日~2日後)】

筋肉の構造は無数の束で構成されています。

筋束を分解してゆくと、最後はファラメントと呼ばれる微細なタンパク質の組織になっていて、この組織が損傷を受けると筋肉痛の原因になる。

筋肉痛

筋肉痛 原因

損傷したファラメントは、酵素によって溶かされて取り除かれ、新しいものに置き換えられる。

酵素はファラメントを溶かすだけでなく、流れて広がり、やがて痛みを感じる神経組織を刺激するため、翌日など時間が経過してから筋肉痛がおきる。

損傷を受けたファラメントは、修復されると前よりも丈夫なファラメントが作られ、骨格筋が強くなって筋力アップする(超回復)

参考資料:フィットネス理論

【筋肉痛が起こりやすい筋活動】

筋肉痛は、短縮性収縮(コンセントリック)に比べて、伸張性収縮(エキセントリック)の方が起こりやすい!

※伸張性(エキセントリック)とは、筋肉が伸びながら力を発揮すること。

アーサナの例でいうと、

  • 太陽礼拝でプランク→チャトランガに移行する時の上腕三頭筋
  • 戦士のポーズⅡから三角のポーズに移行しながら膝を伸ばすときのハムストリングス
  • 椅子のポーズ(ウトゥカタアーサナ)でしゃがみ込むときの大腿四頭筋…など。

 

ヨガは、動きがゆっくりなのでそれほど筋肉痛になることはありませんが、運動習慣のない方や、太陽礼拝の繰り返しにより、ヨガを始めた当初は筋肉痛になることもあります。

筋肉痛は、個人差がありますが1週間くらいで治まるので問題ありません。

 

♦解剖学豆知識:トリックモーション(代償動作)

(豆知識③) トリックモーション(代償動作)とは…。

ある運動や動作をするときに、障害や痛み、カラダの癖、柔軟性などによる原因から、本来使うべき筋肉以外の、他の筋肉で補って動作をすること。

【カラダが硬いとよくあるトリックモーション】

皆さんは、「トリックモーション」又は「代償動作」という言葉を聞いたことがありますか?

もしかしたら、解剖学やアーサナの講義の時に、耳にしたことがあるかもしれません。

例えば、ヨガのアーサナで、

「三日月のポーズ(アンジャネーヤ)」、太陽礼拝の「上向き礼拝(ウールドゥヴァハスターナサ)」で伸展する時に、股関節の伸展が不十分だったりすると、力任せに首と腰だけ頑張って反ってしまうことがあります。

三日月のポーズ

三日月のポーズ

トリックモーション(代償動作)を繰り返すと、アンバランスな負荷がかかりやすく、身体を痛める原因にもなるので、ブロックやベルトの道具を利用したり、アジャストをしてもらうなど、適切な体の使い方をマスターできるようにプラクティスしてゆきましょう!

 

 

♦解剖学豆知識:伸張反射(伸展反射ともいいます)

(豆知識④) 伸張反射とは…。

反動や勢いで、急激に筋肉を伸ばすと反射によって、筋肉が元の長さに戻ろうと短縮してしまうこと。

 

【何故、起きるのか?】

 

1.骨格筋の中には、コイル状の筋紡錘(きんぼうすい)とよばれる感覚器がたくさんある。

この感覚器は骨格筋が引き伸ばされるとコイルから発生する電気信号が感覚神経を通って脊髄に到達

           ⇓

 

2.信号の一部は脊髄の中を上がって脳に達するが、一部は脊髄に繋がっている運動神経を伝って、また元の骨格筋に達する

           ⇓

 

3.この信号が命令となって、その骨格筋を短縮させる。

 

 

参考資料:フィットネス理論

 

勢いや弾みをつけたり、無理に筋肉を伸ばそうとすると、筋紡錘が強く刺激され、伸展反射によって筋肉が短縮してしまい十分伸ばせなくなってしまいます。

また、縮まろうとしている筋肉を無理に伸ばすと、筋線維などが切れて、ケガや傷害になることも。

伸展反射があるおかげで、私たちは無意識のうちに、姿勢を維持したり、ケガを予防することができるのです。

実際、レッスン中にやってしまいがち!

ポーズを深めたい一心で、ついつい頑張りすぎてしまうことはありませんか?

アーサナをとるときは、常に呼吸を意識して、人と比べず、「今の身体の状態が一番心地よい、快適」になるように心がけましょう。

 

♦解剖学豆知識:関節がポキポキなるのは何故?

(豆知識⑤) 関節が鳴る原因

大半の関節は、骨と骨のあいだ(関節腔)に滑液があり、その滑液には気体の分子が溶け込んでいます。

関節のすきまを広げる…例えば、親指を引っ張ると、滑液内のガスが引き出されて、ちょうど炭酸飲料のボトルを開けたときのように音が鳴るのです。

ガスはふたたび滑液に溶け込んンでいくので、20~30分ほど経つと、関節がまたポキポキ鳴らせる状態に戻ります。…(以下省略)

 

引用:SCIENCE of YOGA

時々、足首回し、膝、股関節がポキポキなる人がいます。

実際に、

「どうして、こんなに関節がポキポキなるんですか?

骨が硬いのですか?」と聞かれたことがあります。

一般的に「骨がポキポキ鳴る=関節が硬い」というイメージがありますよね!?

関節腔にある滑液の気泡が原因でした。

また、関節を鳴らすとダメージが加わるかもしれないので控えた方がよさそうです。

 

まとめ

 

今回の教材は、『フィットネス基礎理論』『SCIENCE of YOGA』を参考にさせていただきました。

 

フィットネス基礎理論

フィットネス基礎理論

GFI
JAFA
グループエクササイズ
フィットネス
インストラクター
GFIのための
フィットネス基礎理論
(改定対応版)
JAPAN FITNESS ASSOCIATION
公益社団法人 日本フィットネス協会

 

 

science of yoga

SCIENCE of YOGA

 

 

DK
アン·スワンソン
医学博士·スポーツドクター 高尾美穂監修
SCIENCE of ヨガ
英国ベストセラーSCIENCEYOGA』 待望の日本販!
ヨガのポーズ(アーサナ)の 動きと効果をハイクオリティな
CGとともに科学的に解説

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

NORIKO